サネカズラ - 実葛 -

--- 『美男』『美人』の別名。

サネカズラの花姿


「葉がくれに現れし実のさねかづら」(高浜虚子)
句のとおり、葉の間から見える艶やかな赤い実が、ハッと目を惹く程美しいです。

「美男葛」「美人草」の由来は、枝皮の粘液で整髪したことから。
『大和本草批正』に拠ると、「ビナンカズラの茎を取って削り、その皮を一晩水に浸し、できた粘りを鬢に塗る」そうです。
昔はこの茎を担いで商売していた、「カズラ売」なる人々もいたとか。

ビーズで作った飾り物のように綺麗な果実ですが、苦くて食べられないそうです。


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